あたしは繋いでくれた春樹さんの手をギュっと握った。


「…春樹さんっ」

「ん?」

「あの…」


大きくてやさしい、春樹さんの目を見ながら…。



「…お腹に、赤ちゃんができました」



あたしは言った。