手に持ってるビニール袋。

袋の中には、さっき買った【幸せの砂】が入ってる。


「やだぁ、部長ったら♪」

「んなくっつくなって」

「えー!?いいじゃないですかっ」


春樹さんたちはそんな会話をしながら、あたしと真美の横を…通りすぎた。

あたしのことなんか、目にも止めないで。