「操ちゃん、ミホちゃんよろしく♪」
ほんまに見とれるぐらい可愛い。
「う、うん。もしかしてハーフ?」
なんて聞いてみた。
彫りが深い顔で整った綺麗な顔立ちだったから。
「うん♪そうやねん!お母さんが日本人でお父さんがフランス人。」
「すっごいな〜へぇーハーフとか羨ましいわ♪ うちのことは操って呼び捨てでええよ〜」
「うちもミホでいいよ♪ ミナコって呼ぶし」
「あたしはちゃん付けの方が呼びやすいからそうさして?」
なんか新鮮だった。
みんな、関西育ちのコッテコテの大阪弁だから
‘あたし’なんて聞いたん何年振りやろか。



