いつもとなりにはキミがいた




「うち校門出て左ー!ミホは?」



「うち右やわ〜。てか部活見に行かへん?」



「そうか〜残念。なんの部活入るか決めたー?」



二人で廊下に出て靴を履きかえている時だった――



「‥‥うちも一緒に行ってもいいかな?」



目がパッチリでまつげが長くて肌が白くてスッゴく可愛らしい女の子が立っていた。



「うん、ええよー!名前は?」



なんてもう喋ってる操。



「葉山 ミナコ(はやま みなこ)って言うねん♪仲良くして!」



ミナコとの出会いもよくあるようなシチュエーションだった。



「うちは操。んでこの子が、ミホって言うねん!仲良くしよな♪」