「真実‥‥、元気でな? それからっ落ち着いたら手紙書いてな!うちも毎日でも書くから!」 「うんっ!毎日って凄いな(笑)ミホ頑張ってな」 「うん!真実も静岡行っても頑張って!」 あたし達は大きな瞳から大粒の涙を流しながら抱き合った。 「真実〜行くぞ?」 真実のお父さんが、真実の鞄を持って車のトランクについだ。 「ばいばい!」 「真実、ばいばい。」 真実は後部座席の扉を強く閉めて それが合図かのように車は去って行ってしまった。