いつもとなりにはキミがいた




朝から荷物をまとめて、 部屋の掃除を開始。



「真実〜この紙なに?」



なんか几帳面ではないけれど、まぁまぁ綺麗に折られているルーズリーフの紙。



「‥っミ、ミホこれ見た?!」



真実は慌ててあたしの手から紙を奪った。



「なによ〜ラブレターですかぁ?真実ちゃんはモテるね〜」



と冗談のつもりで言ったつもりやったのに



「は〜ばれたんやったらしゃあないや。うん、ラブレターみたい。 なんか3組の石井君って言う子にさっき、読んで下さい!とか言われたんよ」



まじでーーー?!



「見して!見して!真実スゴイやんっ!!」



「いややよ!恥ずかしいやん‥‥〃〃、てか早う片付けな先生来るで!」



「ええやん!真実のケチ〜で?で付き合うん?」



ーー半分冷やかしだ



「付き合うわけないやろ。ミホはほんまにそんなことばーっかり考えてんの?」