いつもとなりにはキミがいた




「おかえり〜どこ行ってたん?」



家に帰るなり第一声の言葉はお母さんだった。



お母さんが雄ちゃんの怪我を知るのもきっと時間の問題だ。



「んーちょっと」



「なによ〜ちょっとって?」



と言ってるお母さんを無視して2階に駆け上がった。



もし今日の出来事が夢だったらいいのに。



雄ちゃん=サッカー



なんて誰が決めた訳でもないのにせんなイメージが着いた。



中学生にしてプロの人が シュウ君と雄ちゃんを視察に来ていた。





あたしは我慢していた大粒の涙を大声を出して流した。



「ングッう゛わ゛〜〜ん゛グズッ」