雄ちゃんを抱きしめたくなった。
「なんで?うちサッカーしてるとこだけが雄ちゃんやなんて思ってへんよ。雄ちゃん‥‥出て来て、お願い」
「‥‥俺にはサッカーしかないんや。それはミホも知ってるやろ?」
「知ってるよ‥‥。でも雄ちゃんはサッカーだけやとは思ってないよ、頭だって良いしうちによく算数教えてくれたやん!うち雄ちゃんの教え方上手いって思ったで?」
「ありがとう、でも俺にはっ「雄ちゃんなに甘えてるん?このままやったら絶対に雄ちゃんダメになる。」
「ごめん‥‥今日は帰ってくれ」
「‥‥‥わかった、でもまた明日来るから!絶対に来るから。」
そう言って一階に下りて、おばちゃんに「ありがとう、明日も来るね」と言って雄ちゃんの家を跡にした。



