いつもとなりにはキミがいた




新学期そうそう修学旅行の話が出た。



「うちら一緒の班やしな!うち寝られへんわ〜絶対」



真実は興奮気味に言った。



「うちも〜寝れるか不安やわ。てか他のクラスの子も一緒になられへんのかな〜?」



しいちゃんが今のクラスでちゃんと友達が出来たから少し心配だった。



「それは無理やろ〜。あ〜空場さんやろ?うちあの子嫌いやわ。だって自分だけみんなと違うとでも思ってるみたいに鼻に付く子やもん」



「‥っそんなことないよ!!!!しいちゃんはそんなことない。しいちゃんの良いとこなんも知らんくせにそんなん言わんとってよ!!!!」



睨んで無視して自分の席に戻った。



すっごい悔しかったんだ。



しいちゃんはそんな子じゃない。



困ってる子がおったら自分なんてお構いなしに助ける子だ。