いつもとなりにはキミがいた




時間も時間やし学校に行った。



新しい教室にはだいたい顔見知りの人たちばかりやけど、たいして話もしたことないから少し緊張した。



ランドセルの中から教科書とファイルと筆箱を出して、手提げを隣にかけた。



すぐにでも教室を出たかった。



だってあたりまえなんやけどクラスにはグループもちゃんと出来上がっていてあたしが入るには無理があった。



すると、



「ミホちゃんやんなっ!? うち‥覚えてない?うちやで?」



そう言って自分の顔を指す。



‥‥んん〜んダレやったっけ?



ちょっと間があいて思い出した。



「あっわかった!!!!真実ちゃんやろ?!」



「うん!!!そうそう。良かった〜思い出してくれて。ミホちゃんとクラス一緒になれて嬉しいわ♪一年間またよろしくね。」