玄関の花の花壇の隣に、二人で腰を下ろした。



「うちしいちゃんにあぁ言うてもらったけど、やっぱし落ち込んでたんよ。あれからベットで寝てて起きたら雄ちゃんがおって、びっくりしたわ。
雄ちゃんに何暗い顔してんねんって言われたから、今日あったクラス替えのこと話してん。」



シュウ君は真剣に話を聞いてくれて、話の間に相槌(あいづち)をしてくれる。



「それで雄はなんて?」



「そんなんで落ち込んでんのか?心配して損したわ。って言うてん。うち、雄ちゃんの無神経な言い方にムカついて、雄ちゃんにうちの気持ちなんかわからんよ!!!!出てって!!!!って言って怒ったんよ。」



「そっか。確かに雄もそんな言い方ないと思うわ、でも俺からしたら雄もショックやったと思うわ、クラス替えのこと。」