いつもとなりにはキミがいた




お互いにあの時言えなかった自分の本当の気持ちをぶつけた。



そしてまだ長いタバコを下に落として靴で揉み消した。



『クラスが変わっても友達』



なんて綺麗事やったんかな‥‥ーー?



実際、クラスが離れなければしいちゃんはこんなことになってなかった?



替えることの出来ない過去を悔やんで、暗くなって辺りはもう人気もなくなってきたコンビニの前で、二人は大泣きして言い合ったのだった。



「しいちゃん、うち心配してたよ」



「‥‥グスッ」



しいちゃんはしゃがみ込んだあたしの傍に近寄って泣いていた。