チャイムがなり終わり、ちょこちょこ教室に戻る。 すると、担任が険しい顔をして俺に話かけてきた。 「池井、ちょっとおまえ放課後空いてるか?」 「え? まぁ大丈夫です」 「進路の話や。 じゃ終礼したら懇談するから待っとけよ」 軽く頷いてその場は終わった。 なんとなく呼ばれた理由がわかる。 自分が一番わかる、成績が急に下がったからやろ。 今まではサッカーに集中してきたから 忘れるためにも勉強は俺にとっては都合がよかった。 母さんも父さんも、香織だって俺がいい成績を取ると喜んでくれる。