いつもとなりにはキミがいた




「2Xを3Xにかけるとどうなる?」



「6X!! んで、こっちが3Yを5Yにかけて合わせたら‥‥イコール6X15Y」



「おー!!正解♪ ミホは賢いなぁ。 じゃ頑張ったミホには休憩です」



シャーペンを置いて一息つく。



ほんのり暖かいミルクティーが美味しかった。



「ミホ、携帯買ったら番号教えてな?」



「うん! もっちろんやで!」



シュウ君は参考書を開きながら話していた。



「あのさ? シュウ君は、その‥‥そのさっ雄ちゃんに‥‥っ」



あーーゆわれへん!!