やっぱり、琴ちゃんて佑斗の事が好きだったよ! 分かる。 分かるもん。 「じゃあ、また作って来てもいい?」 えっ!? また、来るの? 「いいよ。懐かしいなぁ。久しぶりに食いたい」 あっ、そう! 良かったわね。 もう嫌だ。部屋へ戻ろう。 そう思って立ち上がりかけた時、琴ちゃんが先に立った。 「じゃ、そろそろ帰るね」