【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上




えっ?


初恋の相手?


呆然と立ち尽くす私に、晴彦が怖ず怖ずと話しかけてきた。


「若姐さん…。オレと部屋に戻りましょ?」


その時、私の足は自然とリビングへ向かっていた。


「わ、若姐さん…?」


初恋の人と、二人きりなんて…。


そんなの…嫌。