新しい学校は、今までとは違って学区外。 だから、知っている人も全然いなかった。 休憩時間も、お昼休みも、必ず私の側にいるのが晴彦で、佑斗とは学校では他人の振りをしないといけないのだ。 今日もさっそくすれ違ったけど、まるで無視だったし…。 もちろん、晴彦もここでは、私を“若姐さん“とは言わない。 そこまでして、私と佑斗との婚約を、秘密にしないといけないんだ…。