【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上




佑斗の温かくて大きな手が、私の体を包み込む。

「由奈。そんなにオレが嫌いなのかよ?」


「えっ?」


そ、それは…。


好きか嫌いかで言えば…。


「分かんない…」


それが、正直な気持ち。

「それより、佑斗はどうなのよ?いつも私ばかりに聞いて」


自分だって、私の事なんか好きじゃないくせに、ズルイよね。


すると、佑斗は抱きしめていた手を離し、私をゆっくりと自分の方へ向かせた。