【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上




慰謝料でも何でも払うから、婚約は破棄させてもらおう。


もう、こんな人嫌…。


足早に部屋を出ようとした時、佑斗が後ろから私を抱きしめてきた。


「何するの?」


その手には乗らないから。


ちょっとイケメンだからって、いい気になってるのよ。


この間のキスだって、結局いい様にやられただけだ。


「お前が嫌でも、行かせない」


強い力で抱きしめながら、耳元で囁いてきた。


「自分勝手な事ばかり言わないでよ。お願いだから離して…」


必死で抵抗しているつもりが、ドキドキが止まらない。