慰謝料でも何でも払うから、婚約は破棄させてもらおう。 もう、こんな人嫌…。 足早に部屋を出ようとした時、佑斗が後ろから私を抱きしめてきた。 「何するの?」 その手には乗らないから。 ちょっとイケメンだからって、いい気になってるのよ。 この間のキスだって、結局いい様にやられただけだ。 「お前が嫌でも、行かせない」 強い力で抱きしめながら、耳元で囁いてきた。 「自分勝手な事ばかり言わないでよ。お願いだから離して…」 必死で抵抗しているつもりが、ドキドキが止まらない。