「こいつには、こいつなりの人生があるんだよ!何様のつもりなんだよ、お前は!」
思わず目を閉じてしまうくらい、佑斗は大きな声で怒鳴った。
「ご、ごめんなさい」
まともに顔を見れない。
“ヤクザなんか…“
“なんか“って、バカにしてるよね。
佑斗が怒るのも、当たり前だ。
うつむいたまま黙っていると、晴彦が慌ててフォローをしてきた。
「気にしないでくださいよ若姐さん!オレ、何とも思ってないですから」
「う、うん…。ごめんね」
だけど、いたたまれなくて、走ってリビングを後にした。
やっぱり無理。
私、佑斗と結婚するなんて…。

