【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上




「こいつには、こいつなりの人生があるんだよ!何様のつもりなんだよ、お前は!」


思わず目を閉じてしまうくらい、佑斗は大きな声で怒鳴った。


「ご、ごめんなさい」


まともに顔を見れない。


“ヤクザなんか…“


“なんか“って、バカにしてるよね。


佑斗が怒るのも、当たり前だ。


うつむいたまま黙っていると、晴彦が慌ててフォローをしてきた。


「気にしないでくださいよ若姐さん!オレ、何とも思ってないですから」

「う、うん…。ごめんね」


だけど、いたたまれなくて、走ってリビングを後にした。


やっぱり無理。


私、佑斗と結婚するなんて…。