【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上




何て広い庭だろう。


走っていると、着物が着崩れてきたけど、そんな事を気にしてる場合ではない。


とにかく玄関まで、ひたすら走った。


「やった!気付かれなかったわ」


良かった~。


ホッと一安心。


深く深呼吸をすると、夜道を歩き始めた。


とにかく、広い道まで出て、タクシーを拾おう。