何て広い庭だろう。 走っていると、着物が着崩れてきたけど、そんな事を気にしてる場合ではない。 とにかく玄関まで、ひたすら走った。 「やった!気付かれなかったわ」 良かった~。 ホッと一安心。 深く深呼吸をすると、夜道を歩き始めた。 とにかく、広い道まで出て、タクシーを拾おう。