芝生に大きな木が植えられていて、石垣の塀のお陰で外は見えない。 たがら、こんな大きな窓になっていても、落ち着いた雰囲気はあった。 「ここが部屋」 佑斗は、ぶっきらぼうに言いながら、ドアを開ける。 何!?この部屋。 フローリングの部屋には、キングサイズのベッドに、二人掛けのソファー。 チェストに鏡台も置いてある。 そして何より驚いたのが、部屋に洗面所があり、さらにドアまである事だ。 「あ、あそこは何?」 思わず指をさすと、佑斗は淡々と答えた。 「シャワールーム」