帰り道も、気まずそうな雰囲気満々の晴彦に、しつこいくらい不機嫌な私。 まるで会話はなく、ようやく家へ着いた時には、晴彦の方がホッとしていた。 「あれ?この車…」 「どうしたんですか?若姐さん」 晴彦は、家の外では名前で呼ぶんだけど、 こんなに切り替えし早く、呼び方を使い分けれるなんて、それには素直に感心する。 「うん…。この車、うちの両親のなのよね」 何で来てるんだろ…。