そうなんだ…。 佑斗も、ご機嫌だったんだ。 今朝は、なぜか佑斗はバタバタしていて、ゆっくり顔を合わせなかったから、気付かなかった。 「あんなご機嫌な佑斗さんて、久しぶりですよ」 「そうなの?」 まあ、確かに機嫌のいい佑斗なんて、見た事ないかも…。 「やっぱり、琴さんに会えたからですかね?」 と言った瞬間、慌てて晴彦は両手で口を塞いだ。