私,三上百花。高校2年生。ごく普通の高校生。私には会いたい人がいる。


私が彼と出会ったのは小学生3年のとき。私が第一小学校に転入したときだった。
「みんな,席に着け。転入生を紹介する。」
私は先生の合図で教室に入った。
「第三小学校からきました。三上百花です。よろしくお願いします。」
私が挨拶するとみんな笑顔で答えてくれた。
「じゃあ1番後ろの席。」
先生から言われた通り席に着いた。
「俺,村上修斗。よろしく。」
隣りから声が聞こえたので振り返ると優しい笑顔で見ていた。
「よ…よろしくお願いします。」
それが彼との出会いだった。