あたしは涼太の顔を見た。 涼太の茶色がかった目にドキドキする… 「夕葵?」 「涼太、好きだよ!」 涼太は、あたしの目を見ながら言った。 「夕葵!俺も好きだ」 だいぶ先を歩いていた大和が、あたしたちに背中をむけたまま大きく手を振った。 それを見たあたしたちは、お互いに引き寄せられるようにキスをした。 Kiss Only One Love [完] あとがき→