「・・・ぅっ・・・ヒック・・・弘人くん~!!!」


やっと涙が出た。

悲しくないのかな?なんて思ったけどやっぱり大好きだから悲しいんだ。


「えっ?舞ちゃん?・・・公園で話聞こうか?」


私はこくりと頷いた。

萌に話す気になれなくて弘人くんに話すなんて、ひどいかな。

でも私の心はぐちゃぐちゃで。

だって・・・・大好きな人にふられちゃったんだよ・・・。

大好きでたまらない人に・・・。


「―利樹が?」


今日のこと、今までのこと全て話した。

弘人くんは うん、うん って私を慰めながら聞いてくれた。


「利樹から・・・」


弘人くんは うーん と考えだした。

そして空を見上げ言った。