微笑みキーホルダーを渡してくれる。

暗いせいで顔がはっきり見えないけどかっこよさそう。

私と同い年くらいだと思う。

背はすごい高い。180くらい?

って・・・えぇ?


「弘人、くん?」

「え・・・?あ、舞ちゃん!」


街灯で少し照らされ見えた顔は知っている顔。

利樹の親友・・・。

坂上 弘人(サカガミヒロト)。

私のことを舞ちゃんって呼んでどっちかっていうと妹みたいに扱ってくれる。

背が高くてかっこいいけど彼女なし。

モテモテなのは言うまでもないと思う。


「どうしたの?利樹は?」


優しい声になぜか心が温かくなった。