チューリップ―告白―

ははは。かわいい言い合い。

なんて思いながら毎日この光景を見てる。

幸いにも利樹は同じクラスじゃない。

隣のクラスなんだ。

顔見たくなかったしよかったかな。


「舞ちゃん、スマイル☆」


コソッと耳打ちした弘人君。

私は精一杯の笑顔を作ってみた。

萌は弘人くんの声を聞こえないようにするために耳をふさいでいる。

萌さん、いとおしいです・・・。