「ごめん、別れよう・・・・」

「そ、う・・・わかった」


薄々、感づいてはいた。

でも、自分からは切り出せなかった。

当たり前でしょ?

好きだったから。


私の前から去っていく彼。

彼の背中を見つめた。

涙なんて、出ない。

まだ好きなんです、あなたが。


武田 利樹。

今日、私の元彼になった人。