「ありがとうね。どうせだから一緒に食べない?」

「いやだから。それは夕飯の残り。食べ切れなかったからもってきたんだって。だから俺はもう食ってんの」

「別にいいじゃん」

何回食べてもいいじゃない?男の子なんだし。

「俺はもう食えん」

「まあまあ」

「まあまあ。じゃねえよ」

「今から可愛い子が来るって言っても食べてかない?」

「なに!?なら食っていくぞ。ほら!さっさと入れろ!」

何かおもしろくない。そんな反応されると。私が可愛くないみたいじゃない。私だって告白されたりしているのに。

「いやちょっと着替えてくる!洗ってる服あったかな~?」

高見くんは自分の部屋に急いで戻っていった。・・・おちつきのない人ね、本当に。

「あ!優衣さん!こんばんはアンド久しぶりです!」

立ち尽くしていたら里奈ちゃんがやってきた。

「里奈ちゃんじゃん。大きくなったね~」

「そういう優衣さんこそ~。その胸の肉をわけてくださいよ」

こうゆう軽口を叩けるのも里奈ちゃんだけだ。

「里奈ちゃんだって私ほどじゃないけどあるじゃない。それ以上望んだらそれはもう罪よ。つかまるわよ。恨まれるよ」

「やっぱりこの感じいいですね」

確かに懐かしい。だけど時間が空いていたような感じは一切ない。