『蒼色の瞳の猫』

『…んー、じゃぁ悪いけど、
早速家出てってもらっていい?』

ニッコリ微笑んで言うお母さん。
…顔が、あの時のお母さんじゃ無かった。

あの時の、幸せそうなお母さんは、
もうどこにもいなかった。


『……っ!!』

あたしは、目に熱いものが込み上げるのを、
必死になって止めて、


『______分かった。今から30分で
用意して、出てくから。』


心の内が分からぬように、冷静に、
そうぶっきらぼうにお母さんに告げた。


嫌…


気付いて?


本当は、あたしも一緒に暮らしたい。


ねぇ……?




それでも、あたしはやっぱり【いらない子】?
みんなと一緒に暮らす権利なんて、無いの?