私の愛した人

「あれはね、レーザーソード。簡単に言うと光の剣だよ」

五島さんが呆気にとられている私のために説明をしてくれる。

確かに剣のような形をしていて、絶えずチェーンソーのように動いているのが見えた。

「最近の戦闘技術ってこんなに進んでるんですか?」
だとすれば今の戦争の被害は尋常でないものだろうな。

「いや、ここに雇われた科学者たちが作り出したこの組織内だけの兵器だよ。」

五島さんはまた丁寧に説明してくれた。

私は何だかホッとする。

「すべては戦闘中に我々がそこにいた証拠を残さないためなんだっよぉ!」

御冬さんに切り殺されそうになりながらも、ラッパーは元気に声をはる。

この人命いらないのかな?

「あの…そろそらやめないとやばいと思います…」

いくら私でも御冬さんが危険な女性と言うことくらいはわかる。

心配から声をかけたがそれは無意味だったらしい。

彼は顔色一つ変えず、その場から動かなかった。

逆に動いたのは御冬さんの方だった。

「…っ。相変わらず動きだけは早いわね。」

私には最初よくわからなかった。

「さすがは宮崎だね。ほら、御冬さんの持ってる剣を見てごらん?」

五島さんに言われて棒を見てみると私は驚いた。