私の愛した人

先程とは違う白い光りに目を細める。

そこはちょっとしたジムに似たようなものだった。

ランニングマシーンやテレビで見たぐらいの本格的なトレーニングマシーンがならんでいた。

「ここ…何?」

私が部屋に入るといきなり何かが前へ飛び出す。

「やぁやぁ!準備オーケー?いくぜ俺のトレーニングターイム!」

サングラスをかけた二十歳前半らしき男性がラップみたいに早口で言い切る。

「は、はい?」

「おー!まだ準備はできてないのか?俺の時代がさってくー!」

テンションが高すぎて私はまったくついていけない。

口をぱくぱくさせていると、御冬さんが前にでる。

「ね〜ぇ?宮崎。アンタその話し方やめないと首を切り落とすって言ったわよね?」

━━怖ッ

ブラックなオーラを背負って御冬さんが銀の棒を彼の首の横あたりに突き付ける。

スイッチ音が聞こえると、棒の先から青白い光が飛び出す。

彼の少し長めの髪を光が貫きとまる。

貫かれた彼の髪がパラパラと床に落ちた。

「お〜!そんなに怒るなよ。みふーゆっ」

彼は動じることなく、口調もかえない。

「御冬様…でしょ?」

御冬さんも一切態度を変えない。

どうやらいつも行われているやりとりらしいが、私は目の前のその光に目をとられた。