「はは…なんで泣いてんだろうね。自分でもわかんないや」 全然止まらない。 「あたし…色がわかんないんだよ」 掛川がちゃんとこっちを向いてる。 「大好きだった空も今では真っ黒!」 「誰にも秘密ね…。」 あたしは走って美術室を出た。