ネバーランド


「…着いたかな」


少し山の方にあいつの家はあった。



俺は家のチャイムを鳴らす。


「はぁーい!」



「どなたさまですかぁ?」


家から出てきたのは小さな女の子だった。



「…ここは秋野さんのお宅ですよね?」


「はぁーい!そうですよぉ!」



「由佳さんはいますでしょうか?」