君の笑顔に恋をした

「付き合ってたら、朝からお前の隣じゃなくて彼女のところに行ってるよ」



「そうだな」


信司も俺も今まで付き合ったことなんてなかったから、二人とも寂しい男共だ。

まぁ、女に興味がないんだけどな。



「…なんか、俺らって悲しい奴らなのかもな」


しんみりとキャラじゃない顔つきで信司が言った。



「…そうか?俺は彼女ができてもお前と友達いてやるからなっ」


俺なりに元気づけた。