君の笑顔に恋をした

「おはよう」


朝、信司とのんびり歩いてると後ろから声をかけられた。



その声は、俺が一番聞きたかった声で。




「おはよ」


俺が言うと直はにっこりと微笑んで、「先行くから」と行ってしまった。



「…なんだ弘介。入学式後、早速彼女作ったのか?」

冷やかすように言ってくる信司にちょっとムカついた。