君の笑顔に恋をした

駅で直とは別れて、俺はこの駅から二つ目の駅で降りた。




「ただいまー」



「あら、お帰りなさい」


バタバタと急ぎ気味に廊下を歩く母親と…



「祝い酒だぁー」


勝手に一人で祝い酒を飲んで、すでに酔っ払っている親父。



「…俺がいないのに何を祝ってんの?」



「さあなぁー、ガハハハハッ!」


駄目だ…。


完全に酔っ払ってる。