please your smile

「ってか喉乾いた。コーラ俺にもくれよ」






奏の差し出してきた手に、



俺はコーラの中に入っていた氷を渡した。







「氷なんていらねーよ!」



「氷でも喉は癒せる」








怒る奏に真面目に言葉を返す俺を、




奏は睨みつけ、




体温で溶けてきた氷を口に入れた。








「ユリちゃん以外にも女はいっぱいいるからさ」





俺はまあな、と頷いた。







でも女と言っても



特上、上、中、下という位がある。








ユリは特上に入る女だ。



放っておくのは惜しい。