please your smile

「何でここにいんだよ」





男子は自習だけど女子は授業中じゃないの?





そう聞くとユリは言った。







「窓から見えた。トイレ行って来ますって言って抜け出した」







確かにここは、女子の授業している教室からよく見える所だ。






でもうずくまってたし、



よく見ないと見えにくいんじゃ?







しかし、ユリは気付いた。






それはつまり俺を見ていたということだ。















急に赤くなった頬を押さえる。





落ち付け、俺。






ユリが見ていたのはきっと優斗だ。








たまたま俺を見つけて、



抜け出してきたに違いない。







それでも期待している自分がいるのは否定できなかった。