please your smile

「な…」




ユリの目が大きく見開かれる。







ヤバい、絶対勘違いされた!!







「ち、違うってこれは」





言い訳がましく俺は顔の前で首を振った。









ガラガラガラ…






その時、倒れる時と同じ音がして、





跳び箱がちょっとずつ崩れてくのが分かった。








しばらくして音がやむと、



俺達の上から跳び箱がほとんどなくなったのを悟った。