「何とぼけた顔してるのよ。ゆせも愛してるくせに。」 「はい、愛してますよ。」 え、いや、わかんないよ。愛とかまじわかんないよ。でも、口をついてでた。 自分でもびっくり。 「私は年下の貧乏な高校生の傍にいないと、息苦しいのよ。ゆせとお金があれば他に何もいらない。」 「俺だけじゃ駄目なんすね。」 「当たり前じゃない。じゃなきゃ私、死ぬもの。」 何食わぬ顔で金持ち発言きました。