「あぁ、ここ居酒屋でしたね。」 修さんは、またいつもの笑顔に戻った。 「では、今日は帰ります。僕は君より10歳も年上なのに、大人気ないことをしてしまった。すみません。」 10歳も!?え、えぇ?27歳?! 「今日のこのことは、琴未には黙っていてくださいね。」 修さんは白馬のように颯爽と店から姿を消した。