「ゆせって、今好きな子いるの?」 「バイトと家の往復で、それどころじゃないっす。」 「ふぅん。暇なんだね。」 …あっれー。 何でそうなるんだろ?なかなかの忙しさなんだけどな。 あっれー。 「ほらまたゆせ何考えてるかわかんない。」 「いや、大したことじゃないっすよ。」 「秘密主義。」 琴未さんは、知らない間に起きて俺の目の前に座った。 「隠してるつもりないっすよ。」 すいません、嘘つきで。