「琴葉!何でいるの!?」 「琴未さん、おはようございます。」 やっと起きた琴未さんはかなり驚いてるみたいで、魂が抜けた人形みたいだ。 「帰ろう、お嬢様。」 「やだ。」 「貴女はこんなアパートでのん気に暮らしてる場合じゃありません。」 琴未さんはまた寝たフリをした。 こんなアパートって言い方がなんか腹立つ。 「貴女は自分がどんな立場に置かれている人間かわかっているはずです。まさか式が一年後だからといって来年の春まで戻ってこない気でいるんじゃないでしょうね?」