「何で、俺が琴未さんのダーリンなんですか?」 ふいに疑問に思った。深い意味はない。 「んー、私が行きたいと思った町。私が気に入ったアパート。私が入ろうと思った部屋。それが全部揃った場所にあなたがいたから。」 俺は当たり前のように納得した。二人で黙ってパスタを食べた。