『もしもーし。』 「なぁ、ゆのって今日バイト?」 『そだよ、6時から。』 「あ、一緒だ。それまで付き合ってくんない?」 『オッケー。じゃいつものとこで。』 俺は"いつものとこ"である居酒屋の近くのリーズナブルなファミレスに向かった。 お嬢様はあんなとこ行かないね、と思いながら。