「休み?」



俺は亜紀先輩に聞き返す。



「考えすぎて熱が出たんだって」



ってことは会えないのか。




「ぁ、そうだ!悪いんだけどさ、これ花に届けてくれない?」


「亜紀先輩が行けばいいじゃ」


「じゃ、あとはよろしくね~」


「あ、ちょっ?! 俺、花先輩の家知らないんすけど?!?」