好きな人がいると告げたのは、俺の親友川中智哉だけだった。 「美雨ちゃんかぁ〜可愛いもんな」 神崎って人気あるんだ。 「で、なんで好きになったの!?」 「可愛いから。顔じゃなくて、反応が。で、時間がたつにつれて好きになった」 「ふーん。まぁ頑張れ!蒼に好きな人が出来るのも初めてだしな」 智哉はニッと笑い俺をおちょくった。